交通安全センターの巻

交通安全センター入口

 はい。行ってきました。交通安全センター。
赤青さんから購入した、おもちゃのデジカメを隠し持って。

 まずは、なぜここに来る必要があるのかを説明しますね。
え〜、運転免許停止処分を受けた気の毒な人は、ここで規定の講習を受けることによって免停期間を短縮することが出来ます。
私のような30日間の短期停止処分の人は(十分長期だと思いますが)、1日潰してここで講習を受けると免停期間を29日間、短縮出来ます。つまり翌日から車に乗れるわけですね。
もちろんタダじゃありませんし、最後に考査があって合格しなくちゃいけません。

 AM8:45が受付けで、講義は9:30からです。
AM8:30起床。ゆっくりと着替えて、約10Km先の塩尻交通安全センターに車で行きました。
ハガキには、当日は免停状態なので車を運転してこないよう注意書きがありました。当然クソクラエで、運転して行きました。
 AM9:20に到着。愛しのマイカーを堂々と駐車場に停めて、いざ出陣。
 大勢の人が列を待っています。

 こいつら全部、交通違反で講習に来ているらしい。トイレの隅から盗撮しました。
センター受付け

 受付のオッサンが、「困るよ、時間は守ってもらわなくちゃ。」と、イヤミを言いましたが、まさか道が混んでいたとは言えないので、「ちょっと急用が出来まして、スミマセン。」と、下手に出ました。
 そして一番ムカツク作業、13000円を支払います。

 短期講習の教室に入れられて、講義開始です。
110ページもある『ルールとマナー』という、ありがたい御本を頂きました。
昼までにこの本を全部終わらせるそうで、ほとんど4コマ漫画を見ているかのごとく、ものすごいペースで進んで行きます。うん。このペースなら居眠りすることもありませんね。だって、ページめくるのが忙しいモン。
 途中で5分間休憩。一斉に喫煙所に走るスモーカー軍団。
 ついでに自販機で飲み物を買いました。そこでアクシデントがありました。教室は飲食煙禁止なので、フタの付いてるペットボトルを探しました。机の中に隠しておいて、こっそり飲むためです。
なんとフタの付いたペットボトルは、クルスタルガイザーというミネラルウォーターしかありませんでした。

クルスタルガイザー

 仕方なく120円を入れてボタンを連打しました。
するとゴトゴトと大きな音がして4本出て来たんです。ラッキー!。

ラッキー自販機

 1本は隣の席のオッサンにあげました。明科在住69歳のMさん。35Kmオーバーで捕まったそうです。
そしてMさんと意気投合し、ボソボソと愚痴を言い合って昼までの講習を受けました。

 ランチタイムは1時間。危うく車でメシ食いに行く所でした。現在は完全に免停状態であります。
 国道向かいの焼肉屋へ入りました。メニューのお値段をざっと見て、退店。隣のラーメン屋へ。混んでいるので退店。奥の西友ストアへ。
ヤキソバとポテチを買って、車の中で食べました。さすがに見つかるとアホなので、西友の駐車場に車を移動させました。免停で国道を10mくらい運転しました。

 PM1:00。講習も後半に突入です。

 運転には性格が出るそうで、適性検査をやらされました。
50問位の質問で、Yes、Noを次々と○するヤツです。
いろいろと面白い質問があったんで、覚えているだけ書きますね。
・前車が遅いと、追い越したくなる時がある。
・渋滞はイライラする。
・歩行者や他の車が、邪魔だと感じる時がある。
・追い越されると、腹が立つ。
・他の車より少しでも前に出たい。
・運転は好きである。
・自分の運転には自信がある。
・交通違反で捕まったのは、単に運が悪かったと思う。
特に最後のは◎をしたかったです。ハイ。
 そして5分間の休憩です。煙タイムです。

喫煙場所から外を撮影

 PM2:00。いわゆる悲惨なビデオを鑑賞。要約すると、明かに歩行者が悪い事故をおこしてしまって、運悪く死亡させてしまった。被害者の奥さんが偏屈者で、保険会社の示談に応じなくてモメる。なぜか仕事をクビになり、主人公のフィアンセが去ってゆき、自分のした事を悔やんで終了。
本当にあった話だと強調されて、みなさん鬱モード。
 車を運転していれば、たしかに理不尽な事故が起きるかも知れません。『だろう』運転はダメ。『もしかしたら』運転をしましょう。だって。
つまり、何ひとつ信用するなと言う事ですか? 考えられる危険を回避するのは当然です。しかしですよ。『もしかしたら』を言い始めたらキリがありません。『もし、子供が飛び出してきたら。』『もし、対向車が突っ込んで来たら。』『もし、隕石が落ちて来たら。』
相手を信用しなくちゃ、社会は成り立ちません。『だろう』は重要です。『今日も隕石は当たらないだろう。』『対向車は対向車線を走るだろう。』です。
交通法規を完全に守っていても相手がデタラメなら意味がありません。そのための自動車保険じゃないですか。どんなドライバーだって『もし自車のエンジンが爆発した時の事』まで考えて運転しませんよ。
 あくまで私の意見でした。

 PM2:30。唯一、楽しみにしていたシミュレータです。
 決められたコースに仕掛けられた巧妙なトラップをかいくぐり、ゴールに到着するまで何回事故るかを競います。
 15人がシミュレータに乗り込んでスタートを待っていますが、ちっとも始まりません。いかにもIT化は不可能という教官が、後ろのメインPCでパニクっていました。再起動するとか、このボタンは押しちゃいけないよな、とかブツブツ言ったあげくに、コンセントを抜こうとしました。どけっ、俺にやらせろ。と、思いましたが、面白いので黙っていると、一応、詳しい人が来て再起動させました。残念。
 すったもんだの後に、なんとかスタート。動きがニブイし、ピントが微妙にボケていて、近寄らないと何だか分からない。スピード感覚はまったくナシ。
オートマ車で運転席は本物と一緒です。ちゃんとワイパーやパッシングも出来ます。まったくアテにならないスピードメーターが、何かを予感させます。さらに、スピードメーターの右下辺りのかなり押しにくい場所に矢印キーがあり、押すと視点が変わります。ゲームですら難しいこの機能を、はたして使いこなせるのか。
 以下に遭遇した悪質なトラップを紹介します。
【シミュレータ トラップ】
区間 状況 リアル度 ハメ度
交差点右折直後の進路上に駐車車両あり。
追突を避けようと右に出ると、駐車車両の陰から対向車が来て事故る。
☆☆
急ブレーキで何とか間に合いました。
交差点の左からマリを追いかけてガキが飛び出してくる。
急停止出来ない場合は、右に避けて対向車と事故るか、
ガキをひき潰すかの2択となる。
☆☆
よくあるトラップですね。予感的中でなんなくクリア。
交差点を先行する大型車の陰から、対向二輪車が右折してくる。
急停止をすると、後続車に追突される。
☆☆☆
あまりにも無謀なバイクですね。急ブレーキを踏まずに、右へ回避しました。
2車線道路の左側を走行中、交差点で前車が左折途中で急停止。
避けようと右に車線変更すると、死角にいた車と事故る。
急停止すると後続車に追突され玉突き事故になる。
☆☆☆ ☆☆☆☆☆
急ブレーキ間に合わず。時速7Kmで追突しました。
2車線道路の左側を走行中、進路上に駐車車両あり。
避けようと右に車線変更すると、死角にいた車と事故る。
右後方を矢印ボタンで目視。スピードを落として余裕でクリア。
交差点左折直後の進路上に駐車車両あり。
追突を避けようと右に出ると、駐車車両の陰から対向車が来て事故る。
区間1の左折バージョンだが、矢印キーで確認出来ないとハメ。
☆☆
左折中に矢印キーで進路確認。酔いそうなスクロールでしたが、駐車車両を発見し手前で停止。
交差点の信号が黄色に変わり、前車が急停止。
車間距離を取っていないと追突事故。
急停止できた場合は後続車両に追突されて、玉突き事故になる。
☆☆ ☆☆☆
たまたま車間距離を取っていた為、問題なく停止出来ました。
進路上に駐車車両あり。さらにその陰からガキが飛び出してくる。
徐行していないとひき潰すことになる。
☆☆
これもよくあるパターン。矢印キーで確認し、ガキが飛び出す前に停止。矢印キー強すぎ。
先行するノロイ原付を追い越そうとすると、バッチリのタイミングで
対向車が駐車車両を避けるため、対向車線にはみ出して来る。
制限速度で走行していた場合は正面衝突事故。
私は結構スピードを出していた為、敵のタイミングが合わずにクリア。(対向車はもはや敵である。)
10 交差点で右折待ち。対向大型車両の右折に合わせて、右折を始めると
大型車の陰から二輪車が直進して来て事故る。
☆☆☆
いわゆる右直事故。こんなのに引っかかるようではシミュレータには乗れませんね。
11 先行するタクシーが客乗せの為、急停止する。 ☆☆
敵がいなかったので、難なく追い越してクリア。
12 信号ナシの横断歩道を、突然横断し始めるババア。 ☆☆
ババア発見の瞬間、反射的にクラクションを鳴らして威嚇しました。
やはり耳が遠いらしく、横断してきたので仕方なく停止。死ね、ボケ。
13 交差点を左折中に、左から横断歩行者が走りこんで来る。
矢印キーを使わないとハメ。
☆☆ ☆☆
最強キーを使いこなす私に、こんなトラップが通用するはずもなく。
14 交差点左折時の原付車巻き込み事故。
本当なら左後方を目視確認です。
☆☆
もはや、矢印キー最強伝説。欠点はスクロールで気持ち悪くなる事。
15 交差点右折待ちで、対向大型車が道をゆずってくれる場面。
右折するとゆずってくれた大型車の陰から直進二輪車が来て、
いわゆるサンキュー事故となる。
☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
サンキュー事故を警戒した私は、動きません。すると「対向車が道をゆずっています。」とアナウンス。
騙されねぇゾとパッシングして、現在位置を死守。2度目のアナウンスと大型車がパッシング。
しぶしぶ動いたらやっぱりバイクが現れました。そんなに事故らせたいのか、と思いました。

 こんな感じでメニュー消化。私が一番早く終わったらしく、隣のMさんはまだババアをひき潰している所でした。
肝心の成績は、事故1回の私が最優秀でした。本当なら時速7Kmの追突なんて、運転席から手を上げて謝って終了ですよ。
 教室を出る時に結果がプリンタから打ち出されます。これね。
【運転適性診断票】
項目 評価 アドバイス
見えている危険 今のようにいつも見落としのないよう気をつけましょう。
建物などのかげ 今回は危険個所を走行しませんでしたが、普段の運転でも建物や壁などで見通しの悪い場所では安全を確かめながら通過しましょう。
他の人や車のかげ 今のようにいつも車のかげにも気を配りましょう。
他の人や車の行動 行動の変化にもう少し注意しましょう。自転車、二輪車や他の車の急な車線変更、子供の飛び出し、先行者の急停止などには常に注意が必要です。
車間距離と先急ぎ運転 車間距離に注意して運転しましょう。大型車の後ろを走るときや車線変更時にはさらに大きな車間距離を保つように心がけましょう。
加速の滑らかさ 急発進、急加速が目立ちました。急発進、急加速は事故を増すばかりではなく燃料の浪費にもつながる一方、目的地までの所要時間はあまり変わりません。
減速の滑らかさ ブレーキ操作がやや大きいようです。急ブレーキをかけなくてもすむように、あらかじめ車間距離を十分にとってゆとりある運転を心がけましょう。
ハンドル操作 ハンドル操作がやや急なようです。あらかじめ十分なゆとりをもってなめらかなハンドル操作を行いましょう。
シートベルトの着用 正しくシートベルトを着用しました。
一時停止個所の通過 正しく一時停止を行いました。
信号の通過 安全な走行でした。
速度超過 時速5キロ以上の速度超過はありませんでした。

 ちなみに事故の一覧という表には、『相手、先行乗用車』『速度、7Km/h』『アクセル、はなしていた』『ブレーキ、踏んでいた』と書いてありました。
Mさんのを見せてもらいましたが、すごすぎます。事故の一覧に5件、欄外に『その他の事故、7件』と書いてありました。つまり、ほとんどのトラップにひっかかった訳です。まぁ、最強キーを使わないとクリア不能な区間が結構ありますからね。それにしても・・・。

 PM3:00。考査です。これをクリアしなければ、13000円と今日1日が無駄になります。
 マークシート式で常識問題ばかりなので比較的簡単なんですが、いわゆるヒッカケには注意しなければなりません。正直、超国語です。
 44問中に悩んだのは2問。
 1問目。『自動車を運転する時に着用するヘルメットは、あご紐をしっかり留めること。』
なにぃ!? 自動車用のヘルメットなんぞ見た事も聞いた事もないじょ〜。ヘルメットのあご紐はしっかり留めなきゃイカンよな。でも自動車を運転する時のヘルメットって、間違いじゃねぇのか?
迷ったあげく、○をマーク。
 2問目。『運転中にヒヤッとしたりハッとしたりすると、危険防止に効果がある。』
基本的にヒヤッとしたりハッとしたりするような運転はしちゃイカン。よって×だな。まてよ? 普通、ヒヤッとしたりハッとしたりした経験があれば、似たような状況の時に思い出して気を付けるよな。○か?
そこで、全問中の○の数を数えました。44問中○は21個、×は22個。○に決定です。

 採点の為、休憩時間。Mさんからコーヒーを頂きました。ありがとう。

 PM4:00。結果発表と解説。
 私とMさんは無事に合格です。考査の不合格者は2名のみで、別室に呼ばれて行きました。
 残った人は全員、免許を返却してもらえます。そこで警察官が最後の注意をしました。
「え〜、みなさん、今日はご苦労様でした。本日、免許証をお返ししましたが、今日1日、あと数時間は免停状態なのをお忘れなく。もし検問などで捕まると、即刻、免許取り消し処分になります。実際にそうなった人がおります。」
オイオイ、なんて運の悪いヤツ(泣) 私はダ〜イジョ〜ブ♪
 そして解散ですが、私は考査の2問が気になったので、質問しに行きました。
1問目のヘルメットは○だそうです。へぇ〜。そんなのがあるんですねぇ。
2問目のヒヤッとは×だそうです。短期的に考えて、そんな運転をしちゃイカンという意味でした。

 PM4:30。西友の駐車場に隠してあった愛車に乗って、無事帰宅しました。


BackHome